日韓小学生ハンド中止 豊見城市会場 関係悪化理由に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 8月6~10日に沖縄県豊見城市で開催予定だった「日韓小学生ハンドボール親善交流大会」が、韓国側の意向により中止になったことが分かった。

 30日午前までに、韓国ハンドボール連盟から日本ハンドボール協会へ「最近になり日本と韓国の関係が悪化したため」と開催延期の申し出があり、双方の団体で協議した結果、中止を判断したという。日韓の間では元徴用工訴訟や半導体材料輸出規制の問題が取り沙汰されており、各県で交流イベントの中止が相次いでいる。

 同大会は日本ハンドボール協会主催だが、県協会が事務局となり、県内の小学生選抜メンバー男女計40人が出場を予定していた。韓国側も男女計40人の選手が参加し、7~8日に試合を行い、9~10日は観光や交流イベントが企画されていたという。

 県ハンドボール協会は3日午後6時、浦添市民体育館で県内選手の保護者らを対象に事情説明会を開き、ユニホーム代金などを返還するという。