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伝統大綱引きに住民熱く 宜野湾市の真志喜・大山 アギエーでも両者激突

雄と雌の綱が激しくぶつかり合う真志喜区のアギエー=7月28日、宜野湾市の真志喜中学校(市提供)

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市真志喜と大山の大綱引きが7月28日、真志喜中学校と大山小学校でそれぞれ開かれた。多くの区民らが夏の風物詩を楽しみながら、互いの絆も深めた。

 両区の綱引きは旧暦の6月ウマチー(稲の収穫祭)の頃に実施され、300年以上の歴史がある。豊作や繁栄、健康などを願って開催される。

 両区とも「前村渠(めんだかり)」(雄綱)と「後村渠(くしんだかり)」(雌綱)に分かれてにらみ合う。掲げる技術や高さで競う旗頭のガーエー後、綱の位置へ。両綱を高く掲げてぶつけ合う「アギエー」で「気を付けて!」の大声が飛び交う中、綱は空中で生きているように動く。

 真志喜区(伊差川正美自治会長)のアギエー2戦は後村渠、綱引き2戦は前村渠に軍配が上がった。前村渠で綱を引いた石川翔さん(14)=真志喜中3年=は「迫力がすごかった。皆で『ハーイヤ』と声を合わせるのが楽しかった」と充実した表情だった。

 大山区(名城克巳自治会長)は旧公民館から、旗頭と鼓笛隊らの道ジュネーで始まった。一度きりのアギエーと綱引きは前村渠が全勝。勝利に貢献した永山陽樹さん(8)=大山小3年=とともかさん(6)=同小1年=兄妹は「たくさん引っ張って楽しかった」と話した。


前村渠と後村渠で綱を引き合う大山区民ら