「美ら海を守れ」 市民、辺野古新基地建設に抗議 座り込みも一斉排除


この記事を書いた人 問山栄恵
警察官によって排除される辺野古新基地建設に反対する市民=1日、名護市辺野古のキャンプシュワブゲート前

  【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設を巡り、移設に反対する市民が1日、名護市辺野古のキャンプシュワブゲート前に集まり、「美ら海を守れ」「基地はつくるな」などと声を上げた。
 
  カヌー4隻も出航し、海上から新基地工事に抗議した。車両による土砂搬入は、午前9時に60台、正午に45台分行われた。午後2時40分すぎにも土砂を積んだ大型車両がゲート前に列をつくった。市民は居並ぶ警備員の前に座り込んで車両の進入を阻止したが、午後3時に警察官によって一斉に排除された。
 
  抗議活動には最大で約80人の市民が参加。「辺野古新基地絶対反対」「海を壊すな」などとシュプレヒコールを上げたり、ゲート前で座り込むなどして抗議の意思を示した。海上では、K9、K8両護岸での埋め立て作業の様子が確認された。【琉球新報電子版】