台風9号、フィリピン東で停滞 8~9日、先島は暴風恐れ 8号で航空便欠航も


この記事を書いた人 問山栄恵

  大型の台風9号は6日午前9時現在、フィリピンの東でほとんど停滞している。今後発達しながら北西に進み、8日から9日にかけて強い勢力で先島地方に接近する見込み。
  
  沖縄気象台によると、台風9号は中心気圧が985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。半径560キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっている。
  
  6日の沖縄地方は高気圧に覆われて晴れる見通しだが、海上はうねりを伴い波が高くなっており、しけるところがある見込み。台風の北上に伴い、沖縄地方では7日から北東または東の風が強く吹き、先島地方では非常に強い風が吹く可能性がある。予想される最大風速は本島地方と大東島地方が18メートル、先島地方が20メートル。先島地方では8日から9日にかけて暴風となるおそれがある。
  
  また、台風8号が九州に上陸、縦断している影響で、午前中を中心に那覇発福岡行きの空の便が欠航している。【琉球新報電子版】