那覇-ベトナム就航の可能性も ピーチの井上CEO 中距離路線に参入への戦略


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の井上慎一最高経営責任者(CEO)

 沖縄観光総研(宮島潤一代表)は2日、航空会社のピーチアビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)を招いた講演会を、那覇市のノボテル沖縄那覇で開いた。来年度から国内とベトナムをつなぐ路線就航を検討しており、那覇―ベトナムの可能性もあると説明した。

 東南アジアやオセアニアなどの飛行6~7時間の中距離路線に参入するための機材更新も進めている。井上氏は「就航地域と協力しながら発展し、アジアの懸け橋になりたい」と話した。

 井上氏はLCCが就航したことで、人々の航空移動のハードルが下がったと分析した。海外旅行が日帰りで行けるようになり、家族に会うため毎週末ピーチを利用して行き来するケースもあるという。アジアの富裕層は、航空運賃を節約して宿泊施設や食事にお金をかける傾向があるため、ピーチでもアジア富裕層の乗客が増えているという。