第101回全国高校野球選手権大会に出場する沖縄尚学は7日、兵庫県尼崎市のベイコム野球場で事前練習を行った。投手陣はコースを意識しながら投げ、野手は打撃練習を中心に守備や場面に応じた走塁を確認。初戦を2日後に控え、比嘉公也監督の指導にも熱が入った。沖尚は大会第4日の9日、第3試合(午後1時開始予定)の1回戦で春の選抜準優勝の習志野(千葉)と対戦する。
沖縄尚学の比嘉公也監督との一問一答は次の通り。
―チームの状態は。
「こちらに到着した時は暑さでバテていたけれど、今は大丈夫。選手は初めての甲子園だが、相手のペースになった時にいかに落ち着いて戦えるか、試合をイメージするように伝えてる。『自分のところに球が飛んでこい』『自分に打席が回ってこい』と思える精神状態をつくれたらいい。相手を意識し過ぎなければ大丈夫」
―習志野の印象は。
「自滅をしないチームで、畳み掛けるのがうまい。取れるアウトを確実に取ることが大事になる。投手陣がどれだけ粘れるかを含め、守りで崩れないことが勝つための大前提になる」
―警戒する選手は。
「投手陣は左右に加えて下手投げもいる。最終的には飯塚投手がくると思うので、マークして調整したい。(飯塚投手は)球が速いので、タイミングの取り方、(バットを)入れる角度を意識させている。ボールの上を強く打つ」
―習志野は犠打や盗塁が多い。対策は。
「県大会で興南もそうだったし、いつもやってることをしたい。特別なことをしないということが大事だと思う」
―沖縄尚学でキーマンになるのは。
「2年生たち。與谷や島袋、投手の永山が攻守で起爆剤になってほしい。2年生が活躍すれば乗っていくチームだと思う。吉里は状態を上げてきているので、スタメンで使いたい」
―試合の理想的な流れは。
「五分五分、もしくはうちがリードして前半を折り返したい」