沖縄ファミリーマート(野﨑真人社長)とリウボウストア(糸数剛一社長)は8日、沖縄県内のファミマ店舗で初のスーパーマーケット一体型店舗「ファミリーマートプラスりうぼう泉崎店」を那覇市泉崎に開店した。通常のファミマの商品やサービスの提供に加え青果、精肉、鮮魚といった生鮮食品などスーパーの人気商品をそろえ、合計約5600品を販売する。3月に閉店したスーパーの「泉崎りうぼう」を改装し、新業態で開業した。糸数社長は「この店が成功すれば、スーパーには商圏が狭いが一体型ならいけるという場所への出店も考えていく」と話した。
24時間、365日営業で、売り場面積は約430平方メートル、店舗面積は約609平方メートルで、コンビニとしては県内最大という。駐車場は34台。店内にはイートインスペース22席を設置し、ファミマ以外にふく薬品、コインランドリーのグッドスマイル、京都屋クリーニングが入居する。
リウボウストアが沖縄ファミマのフランチャイズとなり、沖縄ファミマにロイヤルティーを支払う。1日の販売額は125万円程度を見込んでいる。
糸数社長によると、県外で一体型店舗は16店あるが、沖縄ファミマとリウボウストアのように同グループでの展開は初めてという。「グループ全体で売り上げを上げていけばいいので、意思決定は圧倒的に速い。売り場や商品の試行錯誤をして良いものにしていく」と述べた。
伊志嶺和也店長は「生活に必要なものがぎゅっと詰まった店舗になる。地域や観光客にも活用してもらえると思う」と話した。