ライブ配信で人気に 14日の「17Live」フェスに出場へ 沖縄出身のシンガーuuna 注目ランキング1位


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「もっと大きなフェスや会場で歌うことを目標に頑張りたい」と話すuuna=2日、那覇市の琉球新報社

 アジア圏を中心に浸透している生配信アプリ「17(イチナナ)Live」の人気配信者が出演する「17(イチナナ)Music Festival」に嘉手納町出身のシンガー・uunaの出演が決まった。フェスは14日、東京の渋谷ストリームホームで開かれる。11日には東京で初のワンマンライブをするなど、精力的な活動を見せるuuna。「ファンと一緒にペンライトを振って楽しみたい」と笑顔で語った。

 毎日配信する17ライブでは歌やトークはもちろん、海に飛び込んだりお笑い芸人の物まねをしたりと視聴者を楽しませている。飾らないuunaのキャラクターに魅了される人が続出し、アプリの注目ランキングでは1位を恒常的に獲得している。最大瞬間視聴率は160万を記録した。

 柔らかくかわいらしいウィスパーボイスのuunaのイメージとは一変、ライブ配信では明るくエネルギッシュな姿を見せる。親しみやすさを感じさせるトークも特徴だ。視聴者からのコメントで「学校に行きたくない」「いじめに遭っている」など相談を受けることも。そんな時は「分かる。無理しないでー」と声を掛けるという。「昔は『変わってる』と嫌われるのが怖くて外では格好をつけていた。配信を始めて少しずつ自分をさらけ出せるようになった。今は視聴者と一緒に楽しみたい気持ちが大きい」
 勢いに乗るuunaだが、音楽に集中するため高校を中退するもバンドが解散したり、ソロ活動中の昨年は突発性難聴を発症したりとさまざまな苦境を乗り越えてきた。

 「1人でやっていても限界がある。もう歌えないかなとも思った。迷っている時に(今の事務所に)声を掛けてもらい、もう一度歌ってみようと思った」

 ソロ活動時とは真逆のジャンル「アコースティック・デジタル」への挑戦やライブ配信など、目まぐるしい変化にも前向きに取り組み、14日は東京開催の音楽フェスに出演する。「配信と同じかそれ以上に、いつも使うペンライトを持って騒ぎたい。楽しみ」と目を輝かせた。

 自身の恋愛体験を基に制作しライブ配信でも人気の「テレカクシ」が収録されている2ndアルバム「See You Again」も発売中。全13曲で税込み2500円。ライブ会場、HPから購入できる。