研究の疑問を専門家に相談 新報サイエンスクラブ見学会


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自身の研究について職員に相談する児童ら=10日午後、本部町の沖縄美ら島財団総合研究センター

 小中学生による自然科学研究を支援する琉球新報社主催の「新報サイエンスクラブ」(沖縄美ら島財団共催、NTT西日本沖縄支店特別協賛)は10日、沖縄県本部町の沖縄美ら島財団総合研究センターで「フォローアップセミナー&総合研究センター見学会」を開いた。小中学生と保護者ら80人が参加した。

 それぞれが進めている研究について同財団の専門職員に説明し、疑問点などを相談した。

 今年のサイエンスクラブ助成対象は30件(小学生26件、中学生4件)で、このうち26件の小中学生が参加した。

 セミナーに先立ち、沖縄美ら海水族館のバックヤードツアーにも参加。児童らはジンベエザメなど飼育されている生き物の飼育方法や生態の説明を受けながら見学した。

 会場には魚類や鯨類、植物、サンゴなど専門職員の研究テーマごとに11のブースが設けられた。児童らは各ブースを回り、研究の疑問点などを相談した。

 カバマダラのさなぎの色について研究している赤嶺周哉さん(12)=琉大付属小6年=は研究内容と成果について相談した。「研究方法と結果が結びつかなくても、記録をきちんととってまとめた方がいいと教えてもらった」と話した。