旧盆のウークイに当たる15日、沖縄市登川では約3年ぶりとなるアジマーミグイ(道ジュネー)が行われ、区民らは軽快なリズムに体を揺らしてエイサーの演舞を楽しんだ。会員不足の登川青年会の応援に駆け付けたのは、愛知県を拠点に活動する「愛知琉球エイサー太鼓連」。同団体と青年会OB、登川子供会のメンバーら総勢約50人の演舞に、区民らは指笛や手拍子を送った。
太鼓と三線の音色が鳴り響くと、区民が続々と沿道に。登川で生まれ育った仲宗根正泰さん(66)は「久しぶりに見られてうれしい。やっとお盆が来たなという感じだ」と目を細めた。
愛知琉球エイサー太鼓連は登川出身で愛知県に移住した仲宗根昇さん(54)が発足に携わり、登川エイサーの型を受け継ぐ。仲宗根さんは「故郷で踊ることが長年の夢だった」と目を輝かせた。登川青年会の平田大樹会長(18)は「大勢で踊れて感情が高ぶった。全島エイサー出場を目指して頑張りたい」と意気込んだ。