モバイルプリンス
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展・その後」の会場に「ガソリンを持っておじゃまする」と脅迫FAXを送った男を、愛知県警は7日逮捕したと発表したよ。
「表現の不自由展・その後」の開催は、賛成と反対、たくさんの意見が出て開幕からわずか3日で中止になったんだ。
この件は、ネットを使う上でとても大事なことなので説明するね!
はい、よろしくお願いします。
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今の日本は、誰からも制限されず表現できる権利「表現の自由」が認められているよ。
でも、約75年前の戦時中は表現の自由がなかったんだ。手紙や出版物を事前に国がチェックする「検閲」が行われ、国にとって不都合な部分が塗りつぶされることもあったんだ!
表現の自由がないということは、国がおかしなことをしても誰も指摘できないよね。
当時正しい情報が伝わらず世論が間違った意見に賛同してしまい、国の政策の失敗で多くの国民が苦しんだんだ。
表現の自由って大事なんですね!
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愛知県の「表現の不自由展・その後」は、過去に公立の美術館などで展示を拒否された作品や撤去された作品を集めた展示会だった。
つまり「表現の自由が脅かされているのではないか」と、見る人に疑問を投げかけるコンセプトを持っていたよ。
この中で展示された、韓国人作家が制作した「平和の少女像」の作品などに、多くの批判や脅迫が寄せられ中止になったんだね。
そういうことがあったんですね。
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展示物に意見があるなら、その思いを作品として表現して批判すればいい。
良く思わない作品への批判も、表現すること自体は自由だ。でも「ガソリンを持っておじゃまする」「爆破するぞ」と、誰かの身の危険を感じさせる発言は「脅迫」だ!
これは、表現の自由とは違うよ。
モバイルプリンス
ネットは誰からもチェックを受けず、意見を自由に投稿できる。
そうした自由な環境であるからこそ「批判」と「脅迫」を間違わないように気を付けたいね。
モバイルプリンス
表現の自由は認められているが、差別や誰かを傷つける過激な発言などとは違うよ!
「表現の不自由展・その後」の中止をきっかけに、一人一人がその線引きを考えてみたいね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。