「罪を償ってほしい」 池袋暴走事故の遺族 厳正な処分を求め那覇で署名活動開始


この記事を書いた人 問山栄恵
街頭での署名活動で取材に応じる上原義教さん=18日、那覇市の県民広場

  今年4月に東京・池袋で車が暴走し、沖縄県出身の松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)が死亡した事故で、運転手に厳正な処分を求める街頭での署名活動が18日午前から、那覇市の県民広場で行われている。街頭に立った真菜さんの父・上原義教さん(62)=那覇市=は「毎日悲しみの中で過ごしている。運転手には罪を償ってほしい」と訴えた。
 
  真菜さんの夫によると、郵送などで集まった署名はこれまでに15万筆を超えた。沖縄での街頭署名活動は初めて。18日は真菜さんの親族や友人ら約60人が集まり、街頭で署名を呼び掛けた。18日の街頭署名活動は午後3時まで。
 
  事故は4月19日昼に発生。旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長の車が横断歩道に突っ込み通行人をはねるなどして、自転車に乗っていた真菜さんと莉子ちゃんの2人が死亡するなどした。