東京五輪のもう一つの楽しみ ラグビー金メダル最有力候補ニュージーランドの事前合宿は沖縄・読谷村


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、沖縄県と読谷村がニュージーランドラグビー連盟と、県と那覇市がドイツ空手連盟と、それぞれ事前キャンプを受け入れる協定を締結する。22日に開かれた県と那覇市の定例記者会見で報告された。締結式は読谷が27日、那覇市は9月3日に行う。県内では既に、沖縄市でフランスバレーボール連盟、宮古島市でオーストラリアトライアスロン連盟など6件のキャンプが決定しており、計8件の事前キャンプが県内で実施される。

 ラグビー強豪国のニュージーランド男女7人制ラグビー代表は来年7月、男女各20人が来訪する。27日の締結式には、同連盟から強化担当部長が出席するほか、代表チーム(A代表)の選手10人も来県する。2月に同国のデベロップメントチームを受け入れた読谷村の石嶺伝実村長は、「金メダル最有力候補のニュージーランドのキャンプ地に選ばれることは、この上ない喜びだ。子どもたちも本物の選手を見ることができて良い刺激になる」と語った。

 那覇市の事前キャンプが決定したドイツ空手連盟は、来年6月下旬から7月末に来訪する予定。今年9月に東京で開かれる「空手1プレミアリーグ」の強化も含めたキャンプも今月下旬、那覇市で実施する。城間幹子市長は定例会見で「(選手の)皆さんをうとぅいむちの心で迎え、相互の友好を育みながらしっかりサポートしたい」とコメントした。