世界最大規模のeスポーツ大会でKYAMEI選手準V J-Snake、K太選手入賞


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努

 世界最大規模のeスポーツ・格闘ゲーム大会「エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ2019」(EVO2019)が2~4日、米ラスベガスで開かれ、沖縄県勢のKYAMEI(亀井宏之)選手(30)=那覇市=が準優勝を果たした。各国から1万4千人以上が集い、県内から3選手が出場した。

 EVOはメイン9タイトルのゲームを中心に、さまざまな格闘ゲームで強さを競う大会。ライブ配信動画は世界の20万人以上が同時視聴するという。

 KYAMEI選手は「ブレイブルー クロスタッグバトル(BBTAG)」に出場した。大会前の3~4カ月、帰宅する午前0時から毎晩5時間ほど練習し、3時間睡眠で仕事に行く生活を続けた。「誰よりもやりこんだ練習の成果が出た。だが満足せず、次は沖縄に優勝を持ち帰りたい」と次の挑戦を見据える。

 最多3492人が出場した「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」では、J―Snake(新里渉)選手(29)=沖縄市=が257位に入った。サイドトーナメント「animEVO」のゲーム「メルティブラッド アクトレスアゲイン カレントコード」では、K太(長山啓太)選手(34)=ザ・ウェーブ(浦添市)所属=が5位に入賞した。

 J―Snake選手は「目標には届かなかったが良い経験ができた。(主催者として)沖縄でも世界大会を開きたい」と述べた。K太選手は「海外大会に初参加し、結果にはうれしく思う。来年はもう少し上が狙えそうだ」と手応えを得た様子だった。

 eスポーツの選手強化と県内大会開催の運営視察などを目的に、日本トランスオーシャン航空(JTA)とザ・ウェーブが選手を派遣した。

EVO2019で準優勝したKYAMEI(亀井宏之)選手(右)と、ベスト500のJ-snake(新里渉)選手=21日、那覇市のJTA本社
サイドトーナメントで5位入賞したザ・ウェーブのK太(長山啓太)選手(提供)