24日に沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで開かれた「第50回全沖縄大会・第50回ジュニアオリンピック大会県予選」の女子少年Bの砲丸投げで友利晟弓(伊良波中)が13メートル59で大会記録を更新して優勝した。
7日の九州大会の砲丸投げでプレッシャーから3本全てをファウルし、決勝進出を逃した友利晟弓(伊良波)。初めての大舞台の失敗を21日の国体選考でも引きずり、1位と78センチ差の2位で国体出場を逃した。「もったいない」。その時の悔しさから丸刈りにし、心機一転して今大会に挑んだ。
「1本目は確実に入れよう」。重心を後ろに置いたまま抑え気味に投げて13メートル02でファウルは回避した。「これで安心できた」とそれ以降はパワーポジションから一気に腕を伸ばすように放った。2本目の13メートル59で大会新を出すと、6本全ての試技を成功させた。とはいえ、優勝が決まっても笑顔は見せない。自己ベストが14メートル31の県中学記録なだけに「もうちょっといける」と喜びと悔しさが半々だった。
最近は得意の円盤投げに照準を絞って投げ込んでいる。本番さながらに1日30本、質にもこだわって投げ込んできた。
25日はその円盤投げとジャベリックスローに出場する。「円盤で全国中学記録を超える45メートルを投げたい」と記録に名前を刻んでいくつもりだ。
(古川峻)