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歌三線だけで舞うチョンダラー踊りに、一から考案したオリジナル振り付けの群舞―。地元うるま市で抜群の人気を誇る江洲青年会が、結成74年で初出場を果たした。緩急を織り交ぜた演舞で観客の心をつかんだ。親川寛達会長(24)は「最高の雰囲気の中で踊れて楽しかった」と額に汗を浮かべながら笑顔を見せた。
全島エイサー仕様に構成した演目は「男の力強さ」を全体のテーマに掲げた。オリジナル振り付けの「ウシウシ節」はメンバー全員で音楽を聞きながら自由に動き、振りを考えたという。県内でも数少ない女性地謡の島根紫月さん(20)が加わり、華やかな歌声で舞を一層引き立てた。
中盤では、6人のチョンダラーが歌三線の音色のみでコミカルに舞い、観客の視線を一手に集めた。隊列の先頭に立ち、旗を振った長濱良人さん(23)は「特別な瞬間を味わえた。最高だった」と憧れの舞台を満喫した様子だった。