琉球新報社 今夏の全国選手権沖縄大会で決勝を戦った沖縄尚学と興南が個々の力と経験値で頭一つ抜けている印象だ。県新人中央大会で4強入りした沖縄水産、具志川商、美里工、本部のシード4校も優勝争いに絡んできそう。新チームになってから短期間での大会になるため、投手力や攻守の精度が勝ち上がりの鍵を握りそうだ。
【Aブロック】今大会屈指の激戦区。第1シードの沖縄水産と夏準優勝の興南を軸に地力のある高校が並ぶ。夏8強の読谷、16強の中部商のほか、1回戦で当たる嘉手納と石川も力がある。創部3年目で初めて代変わりした沖縄カトリックにも注目だ。
【Bブロック】夏の甲子園を経験した2年生が投打でけん引する沖縄尚学が入った。シードの本部、新人中央大会8強の宜野座、美来工科が追い掛け、コザや浦添商も力がある。個々の能力が高い3年が引退した北山はどのような新チームをつくるか。
【Cブロック】第2シードの具志川商や宜野湾、沖縄工が有力か。古豪那覇や県外から甲子園出場経験のある監督が就いた日本ウェルネスも注目。中部農林、八重山農林、北部農林、南部農林の農林高勢が同一ブロックに集中。全体として実力がきっ抗している印象だ。
【Dブロック】1回戦の糸満―KBC未来は好ゲームが期待できそう。シードの美里工や知念も地力がある。夏に初めて4強入りした西原と8強に駒を進めた宮古が初戦で当たるが、それぞれ再びの快進撃となるか。2つの連合チームの活躍にも期待したい。
