米軍機からの落下事故、復帰後72件


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 沖縄県内では米軍機の部品や搭載物の落下が相次いでいる。県基地対策課によると、日本復帰から昨年12月末までに70件の落下事故が確認されている。今年6月4日には浦添市立浦西中のテニスコートに、今回と同型のCH53Eヘリから重さ約20グラムのゴム製テープが落下しており、今回の落下事故を含めると、少なくとも72件発生している。

 2017年12月13日には、宜野湾市立普天間第二小のグラウンドに、同型機から重さ約7・7キロの金属製窓が落下。当時は体育の授業中で、児童ら約60人が近くにいた。その6日前には同市野嵩の緑ヶ丘保育園でも同型機から落下したとみられる部品が見つかっている。

 このほか、ミサイル発射装置や、つり下げ訓練中に乗り物用のタイヤが落下した事故も起きている。