夢への挑戦伝えたい 「小さな偉人」がプレゼン ゆたぼんは不登校の子どもにメッセージ


社会
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 【豊見城】「令和の小さな偉人プレゼン大会」(令和の小さな偉人2019年実行委員会主催)が24日、豊見城中央公民館で初開催された。自分のやりたいことや夢を追求し、積極的に活動を続けている子どもたちが、自身の活動や意見を発表し合った。大会は受け付けや司会なども子どもたちがこなし、閉会時には客席から大きな拍手が送られた。

姉妹で開設したオンラインショップや、運営していく中で感じたことを発表した親川明日花さん(右端)と茉莉花さん(右から2人目)=24日、豊見城中央公民館

 司会は城北中1年の真謝美矩立(みくり)さんと、城西小5年の村井アカリさんが務めた。

 親川明日花さん(13)=佐敷中1年=と妹の茉莉花さん(9)=馬天小4年=は、2016年から運営を始めたオンラインショップ「なんじょうらぶshop」について紹介した。

 2人は、ヘチマを使った石けんを商品開発しようと試みたが薬事法との関係もあり、置き型芳香剤として商品を完成させた経緯を説明した。

 明日花さんは「挑戦し続けることが大事だと思う。失敗と継続を繰り返しながら学び続けたい」と話した。

 三重県出身で現在は金武小6年生の田場日那詩さんは「争いのない平和な世界へ~新基地建設と人間関係~」と題して発表した。

 田場さんは、沖縄の米軍基地過重負担の原因は、普段の人間関係における相手の無理解と通ずることを指摘した。

 「沖縄だけでなく全国平等にしてほしい」「意見の違いを解決することが平和につながる」と話した。

 大会には、県内在住の小中高校生らを中心に15組が登壇した。

 「少年革命家」としてユーチューブで活動するゆたぼんさんは「死にたくなるくらいなら学校に行かなくてもいい。大事なのは自分の命、人生、心。死んだらあかん」と、不登校で悩む子らにメッセージを送った。