デング熱感染者 沖縄で過去最多の5人に 県が注意呼び掛け


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沖縄県庁

 県地域保健課は29日、蚊が媒介する感染症「デング熱」の今年の患者数が5人に上り、1999年以降最多だった2011年に並んだと発表した。いずれも海外に渡航した際に感染し、帰国後に発症したケースだといい、県内での感染例は確認されていない。

 5人が感染したとみられる国はモルディブ共和国、マレーシア、シンガポール。現在、フィリピンやインドネシアなど東南アジアでデング熱患者が例年より多く確認されており、県は注意を呼び掛けている。デング熱は38~40度の発熱が起こり、頭痛などの症状がある。