社会

南美ちゃんへ命のバトン 「のあちゃんを救う会」が余剰金3千万円寄付

拡張型心筋症で海外での心臓移植手術を待つ野村南美ちゃん(「みなみちゃん救う会」提供)

 重い心臓病「拡張型心筋症」を患い、海外での心臓移植手術を目指している生後11カ月の野村南美(みなみ)ちゃん=神奈川県川崎市=を支援している「みなみちゃん救う会」が全国から寄付金を募っている。2日には命のバトンをつなごうと、県内外からの募金による支援を得て米国で心臓移植手術をした翁長希羽ちゃんを支援する「のあちゃんを救う会」から、会の余剰金3千万円が贈られた。インターネットの会員制交流サイト(SNS)でも南美ちゃんへの募金が呼び掛けられるなど支援の輪が広がっている。

 浦添市出身の翁長希羽ちゃんは米国での手術に成功したが、2018年3月に間質性肺炎のため、亡くなった。のあちゃんを救う会は監査などを終え、精算手続きを進めている最中だが、希羽ちゃんと同じ拡張型心筋症で闘病中の「みなみちゃん救う会」へ早期に寄付金を贈ることを決めた。

 のあちゃんを救う会の平良誠共同代表は「南美ちゃんが希羽ちゃんと同じ病気であることもあるが、(希羽ちゃんへの寄付金は)全国からいただいた志なので無駄にならない使い方をしなければならないと重く受け止めていた。一日も早く移植が実現してほしい」と語り、南美ちゃんの回復を祈った。

 南美ちゃんは18年10月に生まれ、生後1カ月で「左室心筋緻密化障害」と診断された。補助人工心臓を装着して闘病中で、海外での移植を目指し救う会は2億8千万円の募金を目標としている。みなみちゃん救う会の杉山尚也代表は「希羽ちゃんが亡くなったので複雑な気持ちもあるが、命をつないでいけるよう取り組んでいきたい」と語った。「みなみちゃん救う会」への募金は、みずほ銀行東久留米支店普通預金3007732。問い合わせは同会(電話)044(819)8824。



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