宮古空港で最大瞬間風速61・2メートル 観測史上最大 宮古島市の8割、1万9800戸で停電 台風13号


この記事を書いた人 問山栄恵

 非常に強い台風13号は5日午後1時現在、宮古島付近を時速15キロで北に進んでいる。宮古島市の宮古空港では午後0時22分に2009年からの観測史上最大となる最大瞬間風速61・2メートルを記録。同市平良下里でも59・6メートルを観測した。先島諸島には引き続き暴風警報が発表されており、宮古島市と多良間村、石垣市の全域には避難準備情報が出され、避難所が開設されている。

 台風は5日昼すぎには強い勢力のまま宮古島地方を通過。久米島を暴風域に巻き込みながら北上する見通しで、沖縄気象台は久米島町にも暴風警報を発表している。

 沖縄電力によると、宮古島市では午後2時現在、市内の約8割に当たる1万9800戸が停電している。

 午後1時現在、台風の中心気圧は940ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。中心から半径130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域、東側330キロ以内と西側220キロ以内は風速15メートル以上の強い風が吹いている。【琉球新報電子版】