サケアレルギー園児に魚 給食異物混入業者が取り違え 園児は嘔吐と発疹


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那覇市役所

 那覇市の公立こども園で2月、サケアレルギーの園児に誤って白身魚の入った給食を提供していたことが分かった。給食への異物混入が相次いでいる豊見城市のケータリング業者が提供した。園児は嘔吐(おうと)と発疹が起こり、数時間後に回復した。業者と園は保護者に経緯を説明し謝罪した。

 6日に開かれた市議会9月定例会代表質問で、市こどもみらい部の末吉正幸部長が翁長雄治市議(ニライ会派)の質問に答えた。同日夜、市のホームページで公表した。

 市や業者によると、白身魚の代わりに豆腐を使った給食を用意していたが、ほかのアレルギーを持つ園児の給食と取り違えて配食したことが原因。見た目が似ていたため園も気が付かなかったという。

 業者は「あってはならない不手際だ」と謝罪した。市と業者は「チェック体制を強化する」と説明した。