「事故、重大視してない」 CH53飛行強行 県幹部、米軍に怒り


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 CH53E大型輸送ヘリコプターの窓落下事故を受けて県が米軍や日本政府に飛行停止を申し入れていた中で、7日に同型機の飛行が確認されたことに、県幹部は「事故を重大なことだと思っていない」と米軍を批判した。

 謝花喜一郎副知事は本紙の取材で飛行の事実を知り「まず米軍はどのような点検をしたのか報告すべきではないか」とため息をついた。「あれだけ県が飛行停止を求めても、説明なく飛行され、不信感が高まる一方だ。極めて遺憾」と述べた。

 米軍基地問題に詳しい吉田勝広政策参与は「安全よりも訓練を優先させていることに納得がいかない。米軍としては『窓を落としたぐらいで』と重大なことだと捉えていないのではないか」と疑問を呈した。「米軍機のトラブルが続いて飛行の音だけでおびえる住民もいるだろう。配慮に欠けている」とも指摘した。