圧倒! 喜友名、盤石な突き 空手プレミアL優勝


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喜友名 諒

 空手のプレミアリーグ東京大会最終日は8日、日本武道館で各種目の決勝が行われ、形は男子が世界選手権3連覇中の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)、女子は元世界女王の清水希容(ミキハウス)が優勝した。男子団体形は喜友名諒、金城新、上村拓也(劉衛流龍鳳会)が制した。金城は男子個人形3位決定戦で敗れて4位。上村は13位だった。組手は男子84キロ級の荒賀龍太郎(荒賀道場)、75キロ級の西村拳(チャンプ)、67キロ級の五明宏人(ALSOK)、女子68キロ超級の植草歩(JAL)が頂点に立った。同リーグは東京五輪出場のためのポイント対象大会。

喜友名、金城、上村 団体形頂点

 形男子の喜友名は決勝で28・38という圧巻の得点をたたき出し優勝。相手の新馬場とは1・36点の大差。複雑に技が組み合わさる劉衛流の「オーハン大」を力強く演じ「楽しんで挑めた」とさわやかに笑った。

 この日は師事する佐久本嗣男氏がコーチ席に入り、演武をつぶさに見守った。恩師は「もう少し技の奥深さを表現できれば味わい深い空手になる」と弟子のさらなる進化に期待した。


【形】
▽男子(1)喜友名諒(劉衛流龍鳳会)(2)新馬場一世(西濃運輸)(3)本一将(AGP)(4)金城新(劉衛流龍鳳会)(13)上村拓也(同)

▽女子(1)清水希容(ミキハウス)(3)岩本衣美里(クリーンコーポレーション)

▽男子団体(1)劉衛流龍鳳会(金城新、上村拓也、喜友名諒)(5)山梨学院大A(高尾、新城龍士郎、秋山)(13)山梨学院大B(冨澤、波平空大、河村)