沖縄との接点多い茂木外相、これまでの関わりとは…


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記者会見する茂木敏充外相=11日夜、首相官邸

 外相に就任した茂木敏充氏はこれまでの政治キャリアで沖縄との接点が多くある。

 初入閣は小泉政権下の2003年の沖縄担当相だった。大学院大学創設に関わったほか、任期中に沖縄国際大での米軍ヘリ墜落事故が発生し、現場を視察。振興担当ながら、米軍が一方的に現場を封鎖した問題への対応にも追われた。

 14年の県知事選では自民党選対委員長として、故翁長雄志氏が主導した「オール沖縄」と対峙(たいじ)し、その後も県内の市長選や県議選で度々来県した。

 また党政調会長だった16年11月には、沖縄の基地負担軽減策として米軍と自衛隊の基地共同使用を進めることが「共同訓練の実施や相互運用性が促進され、地元の信頼関係強化につながる」と発言している。