宮古島まもる君3体、台風で“骨折” 手当ても復帰未定


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“骨折”した「まもる君」の台座。早期職務復帰が望まれている=12日、宮古島市下地

 【宮古島】5日に宮古島を直撃して猛威を振るった台風13号の暴風により、宮古地域で日夜地域の交通安全のために「立ち番」を続ける警察官型人形「宮古島まもる君」3体が破損し“骨折”のため療養中となっている。

 骨折したのは、市伊良部佐和田の通り池前、下地の来間大橋手前、上野のドイツ文化村付近の交差点に配属されている3体。いずれも台風の中で懸命に立ち番を続けていたが、激しい雨風に耐えきることができず、しばらくの間療養することになった。市内の業者とボランティアがまもる君の手当てをしており、完治の時期は今のところ未定という。

 まもる君を管理する宮古島地区交通安全協会の砂川米子事務局長は「これまで3体も骨折することはあまりなかった。まもる君が戻ってくるまで少し時間がかかるかもしれないが、市民の皆さんには早期復帰を願っていてほしい」と話した。