宮古島市議会、市民提訴の議案撤回を全会一致で承認


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市が提案していた市民を提訴する議案の撤回について質問に答える下地敏彦市長=18日午前、宮古島市議会

 【宮古島】宮古島市議会(佐久本洋介議長)は18日の本議会で、宮古島市(下地敏彦市長)が市議会に提案していた不法投棄ごみ事業を巡る住民訴訟の原告市民6人を提訴する議案について、市側が申し出た議案の撤回を全会一致で承認した。

 下地市長は質疑で、撤回理由につて「(議案の中身を)きちんとする必要があるので、精査する」などと述べた。再提案については明言しなかった。

 同議案は今月11日に開かれた市議会総務財政委員会で、一般質問最終日の24日に委員会採決が先送りされており、25日の本会議最終日に議会で採決する予定だったが、市は17日、「内容を精査する必要が生じた」として市議会に対して同議案の撤回を申し出る文書を通知していた。【琉球新報電子版】