糸満市、給食に異物混入8件 4月以降に小バエ、プラ片


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 【糸満】沖縄県糸満市立の小中学校6校で今年4月以降に提供された給食に、小さなハエや5ミリほどのプラスチック片など異物が6件混入していたことが19日、分かった。市立のこども園1園でも2件の異物混入があった。同日の市議会9月定例会一般質問で市教育委員会の大城直之指導部長と市福祉部の山城安子部長が伊敷郁子市議の質問に答えた。

 市教委によると、小さなハエ4件と、糸のような繊維質、5ミリほどのプラスチック片の計6件。小学校で3件、中学校で3件見つかり、プラスチック片など2件は中学の職員室で教諭が発見した。児童生徒は口にしておらず、被害はない。市教委は県教育委員会には報告したが、保護者には伝えていない。大城指導部長は「食の安全は最重要事項の一つで、給食センターや食材の納入業者などの指導管理を徹底していく」と述べた。

 市福祉部によると、こども園1園のケータリングの給食でわらとタマネギの皮が見つかった。いずれも園児が口にして吐き出したが、問題はなかった。