
セブン―イレブン沖縄(那覇市、久鍋研二社長)と日本財団(東京都、笹川陽平会長)は20日、海洋ごみの削減とリサイクル意識の向上などを目的に、「ペットボトル回収機」を県内4店舗に設置したと発表した。
今後、順次設置を進め、10月31日までに県内16店舗に拡大する。
ペットボトルを回収機に投入すると3分の1以下に圧縮でき、ごみが減容化できる。ペットボトルを5本投入するとセブンのnanacoカードのポイントが1ポイントたまる。
セブン―イレブンによるとペットボトル回収機の設置は県内コンビニでは初めて。
回収機の費用は日本財団とセブン―イレブンが半分ずつ拠出し、ポイント付与にかかる経費はセブンが負担する。集めたペットボトルはリサイクル事業のフェイス沖縄(うるま市、玉城幸人社長)が洗浄、破砕などの一次処理をし、県外の業者を通じて再生ペットボトルに生まれ変わる。
日本財団の海野光行常務理事は「海洋ごみは町中から川などを通じて流出するものが多い。回収機の設置でペットボトルごみを減らし、意識の啓発につなげたい」と述べた。
久鍋社長は「沖縄の企業として、きれいな海を守る活動に貢献したい」と話した。