社会

「帰れない」「新婚旅行なのに」 台風接近に乗客ため息 連休前の那覇空港混乱

台風17号の影響による欠航に伴い、キャンセル待ちの手続きに並ぶ旅行客ら=20日午後、那覇空港(田中芳撮影)

 台風17号の影響で沖縄本島と周辺離島、県外を結ぶ航空路線などは20日から欠航が相次いだ。那覇空港は払い戻しや路線振り替えを求める乗客でごった返した。乗客らは「家に帰れない」「新婚旅行なのに」とため息をついた。3連休を控えた週末を直撃した台風に多くの人々が翻弄された。

 航空各社によると20日は少なくとも65便が欠航し、約6千人に影響が出た。那覇空港内の掲示板には欠航や遅延を告げる表示が相次いだ。運航する路線でも宮古島や石垣島へ向かう便には「福岡空港に向かうか引き返すことがあります」などと注意書きが加えられており「何で福岡に…」との声も漏れてきた。

 20日の久米島行きの最終便で自宅に帰る予定だった会社役員の喜納ひろみさん(61)=久米島町=は「明日も飛ばないし、日曜も乗れるか分からないと言われた。いつ帰れるか分からない。娘の家に戻るよ」と苦笑いした。

 台風は観光客にも影響を与えた。群馬県の会社員藤澤秀紀さん(27)と妻の里美さん(27)は21日に羽田空港行きの便を予約していたが、22日の便に振り替えるため那覇空港を訪れた。「今日はスキューバダイビングの予定だったけどできなくなった。新婚旅行だったのに」と顔を見合わせた。

 沖縄旅客船協会によると、20日は沖縄本島や各離島を結ぶ219便が欠航した。各地の港では台風対策で船を固定する人々の姿が見られた。









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