日経教育グループ講演会「心理学で親も子もハッピー~思春期の子供の接し方」が22日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。心理学者で臨床心理士の植木理恵さんが登壇し、600人が参加した。
植木さんは人間のタイプを「内向的」「外向的」の二つに分けることができると説明。さらに「情緒安定型」「情緒不安定型」の2パターンに分かれることを解説し、それぞれのタイプに合った接し方を紹介した。「自分の子どものタイプを認めることが大事」と強調した。
子育てに奮闘する来場者から多くの質問が出た。反抗期の子どもへの接し方に悩む親からの質問に、植木さんは「家族の中に理屈はいらない」と指摘。会話のこつなどを紹介した。出演しているテレビ番組での裏話や大学の講義で接する大学生とのエピソードに、会場は笑いに包まれた。
来場した羽根田幸江さん(57)=糸満市=は「子どもによっていろんな接し方があることを知ることができた。自分の思っていることを素直に子どもに伝えることが大切だと思った」と語った。