昔のおやつおいしいね 「んむくじぷっとぅるー」児童手作り


社会
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「んむくじぷっとぅるー」を作り、地域交流しながらおいしく食べる子どもたち=8月30日、沖縄市の池原自治会

 【沖縄】「黄金体験(くがにしがらし) 生きる力につながる体験」をテーマにした沖縄市の出前児童館キッズデポ事業が8月30日、同市の池原自治会で開催された。芋くずのおやつ「んむくじぷっとぅるー」作りを通し、地域住民と子どもたちが交流を深めた。

 「んむくじぷっとぅるーんでぃ何(ぬー)やいびーがやー(どんな食べ物なの)」「昔は貴重な食べ物で簡単に食べられなかった高級なおやつだよ」。初めて聞くおやつに子どもたちは興味津々。講師の池原自治会マロウの会は、昔味わった祖母の味を思い出しながら料理を完成させた。お腹をすかせた子どもたちは台所を埋め尽くし「待ちかんてぃー」していた。

 初めて食べた北美小4年の盛島心大(こだい)さん(10)は「プルプルしてとてもおいしい。アンマーたちが作る沖縄料理は最高」と笑顔で話した。家族と一緒に作れるオリジナルレシピも完成させた。

 キッズデポは小学生と保護者を対象に、平日放課後1日3カ所ずつ市内の公民館を訪問する。参加無料。問い合わせは沖縄ハンズオンNPO(電話)098(929)0503。