8月27日に米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの窓が落下した事故で、在日米海兵隊を統括する第3海兵遠征軍のニール・オーウェンズ大佐(政務外交部長)は24日、落下原因について落下した窓を固定していた「シール」に何らかの不具合が生じた可能性があることを明らかにした。同日、抗議に訪れた県議会米軍基地関係特別委員会(軍特委)のメンバーに述べた。
軍特委の仲宗根悟委員長によると、オーウェンズ大佐は、最終的な原因については確定していないと述べた上で「100%とは言えないが恐らくシールに何らかの不具合が生じた可能性がある」と述べた。窓が落下した具体的な場所については「確定できない」と述べたという。事故自体については「県民に不安を与えたことは素直におわび申し上げる」と謝罪した。
軍特委のメンバーは在沖米総領事館も訪れ、事故に抗議した。対応したロバート・ケプキー総領事は「県民に不安を与えたことは申し訳なく思っている」と謝罪した。
軍特委は9月18日に全会一致で可決したCH53の飛行停止などを求める抗議決議を手渡すため、海兵隊と総領事館を訪れた。