沖縄ツーリスト(OTS)は女性活躍推進に取り組む企業が署名する行動原則「WEPs(ウーマン・エンパワーメント・プリンシパルズ)」に参加し、女性活躍に力を入れる経営意思を示した。27日、OTSの安部潤取締役と喜友名尚美執行役員が琉球新報社を訪れて報告した。
WEPsは、平等な報酬や管理職への女性登用、働きやすい環境づくりなど七つの原則を掲げ、女性活躍に積極的に取り組む企業が署名し、実践する手引きとなる。社風や慣行の見直しができ、働きやすい企業としての表明にもつながる。
OTSは社員619人のうち半分以上の330人を女性が占める。現在、役員に女性が4人いる。2010年には事業所内保育所を設けるなど、女性が働きやすい環境づくりを意識してきた。
喜友名氏は「自分の力を発揮できる環境をつくることが大事だ。他の企業にも女性の活躍推進が広まってほしい」と話した。