国内最大級のeスポーツ大会「KVO」とリゾートパーティーを組み合わせた、格闘ゲームのファンイベント「KVO Resort2019」が29日、沖縄県那覇市西のロワジールホテル那覇で開かれた。県外や海外から世界王者のプロ選手ら150人以上が沖縄を訪れ、県内からの参加者らを加えた計400人が腕を競い、ビーチパーティーなども楽しんだ。
「KVOリゾート」は那覇市在住のプロゲーマーのKYAMEI(亀井宏之)さん=サンミュージック所属=が主催。「KVO」は2011年に大阪で開催し、今年で9年目を迎える国内最大級の格闘ゲームの祭典で、今回初めて沖縄で開かれた。
沖縄のeスポーツ大会では珍しく、有料で入場料は3千円に設定されたが、主催者のKYAMEIさんをはじめ世界トップレベルの選手との対戦を目当てに選手らが集まった。
28日にはクルージングやバーベキューも企画され、沖縄観光も兼ねて台湾など海外のプロ選手も家族連れで訪れた。
東京都から参加した人気バンド「ゴールデンボンバー」の歌広場淳さんは、「ストリートファイターV」に参戦した。県内の選手に敗れたが、「沖縄でこんなに多くの人が集まってびっくりした。年齢や職業も関係なく、共通のゲームでみんなと交流できて、すごく楽しかった」と満足そうに語った。
格闘ゲーム6タイトルのトーナメント戦が開かれ、白熱する対戦に歓声が上がった。主催したKYAMEIさんは「今後への可能性を感じる。まだまだ規模を拡大できそうで、また開催したい」と話した。