問山栄恵 
強い台風18号（ミートク）は30日午前9時現在、与那国島の南約310キロにあって、1時間に約20キロの速さで北西に進んでいる。八重山地方はすでに強風域に入っており、暴風警報が発表されている。30日昼すぎから暴風になる。沖縄気象台によると、今後発達しながら北に進み、30日夜はじめには強い勢力で与那国島地方にかなり接近する見込み。気象台は八重山地方では不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
先島諸島は強い風が吹いており、30日は八重山地方では猛烈な風が吹き、宮古島地方でも非常に強い風が吹く見込み。八重山地方では30日昼すぎから10月1日明け方まで、宮古島地方は同1日にかけて強い風に注意が必要だ。台風の進路によっては宮古島市でも30日は暴風になる見込み。沖縄本島地方は30日夜から強い風が吹き、10月1日にかけて強風が吹く。
30日午前9時現在、台風の中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。風速25メートル以上の暴風域が中心から東側170キロと西側110キロ、風速15メートル以上の強風域は中心から390キロとなっている。
予想される最大風速は八重山地方で30日に40メートル（最大瞬間風速55メートル）、宮古島地方で23メートル（同35メートル）、沖縄本島地方で15メートル（同25メートル）。
30日の予想される波の高さは先島諸島が10メートル、宮古島地方が9メートル、沖縄本島地方が6メートルとなっている。
先島諸島は30日は多い所で1時間に80ミリの猛烈な雨が降る見込み。沖縄本島では10月1日は多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがある。【琉球新報電子版】
