【沖縄】買い物を通して、足腰の筋力や認知能力を高める「ショッピングリハビリ」の事業を提供する「ショッピングリハビリ@沖縄シティ」が1日、沖縄市安慶田にオープンした。同事業は体を支えるショッピングカート「楽々カート」を使用し、実際に商業施設で買い物をする。県内の展開は初めてで、沖縄市在住の介護保険の保有者が利用できる。同事業の施設は全国で16店舗目となる。
ショッピングリハビリでは自宅と商業施設までを送迎し、楽々カートで自由に買い物をする。現在社会問題化している、高齢者が買い物に行く手段がない問題にも貢献できるという。
ショッピングリハビリは、生活の延長線上でリハビリを行うことができるため、他のリハビリ方法と比べ、継続率も非常に高いという。
現在は沖縄市のマックスバリュ高原店で実施予定で、今後は大型商業施設内や他地域での展開も目指しているという。
ショッピングリハビリ@沖縄シティを運営するユースフルの我如古純也代表は「自分のためだけでなく、子や孫のために買い物ができるというのが、リハビリを続ける要因になっているのでは」と述べた。
利用料金は、1割負担の介護保険適用で1回当たり400~500円。問い合わせは同社、電話098(987)8079。
(福田修平)