有料

国頭の星空保護区、米団体が申請に必要なエントリーを受理


国頭の星空保護区、米団体が申請に必要なエントリーを受理 国頭村森林公園から見た星空(国頭村森林公園提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【国頭】夜空の保護に取り組むNPO団体「ダークスカイ・インターナショナル」(米アリゾナ州)が認定する星空保護区への登録を目指す国頭村は7日、認定申請に必要なエントリーが同協会に受理されたと発表した。来年度上期の申請を計画している。

 村は国頭村森林公園、やんばる学びの森、奥やんばるの里、安田くいなふれあい公園の4カ所を申請対象にしている。申請には季節ごとの夜の暗さを測定するための写真や、対象4カ所の照明を協会の基準に合わせる必要がある。村は今年3月にエントリーを提出し、今年度予算で照明の改修を進めている。知花靖村長は「早めに認定が下りるように期待する」と語った。

 星空保護区は空から暗さを奪い、野生生物の成長も妨げる「光害(ひかりがい)」の影響のない、暗い自然の夜空を保護・保存するための優れた取り組みをたたえる国際的な認定制度。国内では4カ所が認定されており、県内では石垣市と竹富町の西表石垣国立公園が2018年に国内初認定を受けた。

 (武井悠、金城大樹)