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沖縄「復帰50年」問い、大袈裟さんが映画制作 クラファン実施「できるだけ多くの手で作る作品」


沖縄「復帰50年」問い、大袈裟さんが映画制作 クラファン実施「できるだけ多くの手で作る作品」 映画の作成に向けて意気込む大袈裟太郎さん(本名・猪股東吾さん)=13日、琉球新報北部支社
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 ジャーナリストの大袈裟太郎さん=本名・猪股東吾さん=(41)がさまざまな世代へのインタビューを通じて沖縄の日本復帰50年を問うドキュメンタリー映画「Buridii50」の製作に向け、クラウドファンディングで支援を募っている。11月末までに目標金額440万円の達成を目指す。

 猪股さんは国頭村の辺戸岬にある祖国復帰闘争碑を訪れた際、県民が復帰から4年後に「県民の平和への願いは叶(かな)えられず日米国家権力の恣意(しい)のまま軍事強化に逆用された」という碑文を刻んだことに衝撃を受けた。

 碑文の感覚が復帰50年でどのように変化したか、基地問題や日本と沖縄の関係などについて問い直す。

 猪股さんは「できるだけ多くの手で作る作品にしたい」と支援を呼びかけた。詳細はクラウドファンディングの募集サイト(https://motion-gallery.net/projects/VULIDY50)から。 

(武井悠)