「孤育て」で泣くお母さん減らしたい 石垣の宮地さん、赤ちゃんの足形スタンプで交流イベント


「孤育て」で泣くお母さん減らしたい 石垣の宮地さん、赤ちゃんの足形スタンプで交流イベント 足形スタンプ作りイベントを開いた宮地春奈さん(手前左)と参加した親子=11月20日、石垣市大川のピアノドルチェ音楽教室
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 【石垣】石垣市大川のピアノドルチェ音楽教室代表、宮地春奈さん(44)は11月20日、赤ちゃんの足形スタンプを作るイベントを教室内で開いた。赤ちゃんが楽しく過ごせる場所を提供し、母親が孤立して「孤育て」にならないようにとの思いで実施した。1歳児と母親の4組の親子が参加し、ピアノの音色を楽しみながら、記念となる小さな足形を色紙に残した。

 宮地さんは音楽教室を営む傍ら、毎月、無料のベビーマッサージ講座をするなど、子育て世帯のサポートをしている。自身の子育てでうまくいかずに涙を流した経験をもとに「孤立して泣くお母さんを減らしたい」との思いで事業を続けている。

 足形スタンプは年に1回、実施している。母親と宮地さんが赤ちゃんの足の裏にインクを塗り、小さな色紙に押して型を取った。母親が足形に飾り付けをして、猫やジンベエザメなどのデザインに仕上げた。

 1歳の息子と共に参加した母の七絵さん(39)は「子どもも楽しそう。息子以外の子の成長も見られる。母親同士もつながれていいイベントだと思う」と笑顔で息子を見詰めた。

 (照屋大哲)