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麻薬防止へ 日米で協力を 九州厚生局、在沖米軍ら協議


麻薬防止へ 日米で協力を 九州厚生局、在沖米軍ら協議 4年ぶりに開催された日米麻薬取締協議会=11月29日、那覇市松尾のホテルコレクティブ
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 厚生労働省九州厚生局沖縄麻薬取締支所はこのほど、那覇市内のホテルで第44回日米麻薬取締協議会を開催した=写真。同支所や在沖米軍捜査機関など10機関から約70人が参加。各機関が活動・取り締まり情報、薬物事犯の手口や分析などを報告し、情報共有した。
 沖縄麻薬取締支所の上田達生支所長はあいさつで、米軍人による違法薬物の密輸が散見されると指摘。「ほとんどは個人使用目的の密輸だが、基地外の日本人への密売を目的とした大量の薬物密輸がいつ行われても不思議ではない」との認識を示した。
 その上で「沖縄を違法薬物から守るため、米軍内における薬物乱用を防ぐためには引き続き相互の協力が必要だ」と呼びかけた。 (大嶺雅俊)