セミオーダーのかりゆしウエアを企画・販売するislandworks(宜野湾市、野原真麻社長)と、資源循環をテーマにしたブランドを展開するOLIFE(浦添市、大坪育美社長)は、縫製産業の人材不足解消や女性の自立支援などを目的に、県内に縫製工房「MAARU FACTORY」の設置を目指している。
両社は11月23日、那覇市東町のコワーキングスペース「HAVE A GOOD DAY」で取り組みの背景や県内縫製産業について語るトークセッションを開き、縫製工房設置のためのクラウドファンディング(CF)への協力を呼び掛けた。CFは12月末まで実施する。球陽高校の探求学習の一環として、生徒らによるファッションと自己肯定感に関する発表もあった。
トークセッションで野原社長は「戦後の沖縄では払い下げの軍服などをドレスに仕立て直すなど、女性にとって縫製は身近にあった」とした上で「今は人材が不足している業界だからこそ、頑張りたい女性が自立できるような取り組みにしたい」と述べた。
大坪社長は「布を染める際に協力してもらっている農家とも連携し、アグリツーリズムなども予定している」と将来的な展開についても語った。
縫製工房は2024年1月からの稼働を目指している。クラウドファンディングはForGOODで実施している。 (名嘉一心)
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縫製工房設置 支援募る 県内2社、女性自立支援へ
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琉球新報朝刊
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