沖縄地区税関は22日、2016年から那覇空港の荷物検査場などで麻薬捜査の任務を果たした麻薬探知犬オスカー号(ラブラドルレトリバー、オス)の退役セレモニーを那覇空港税関支署で開いた。共に任務に当たった職員が見届ける中、担当ハンドラーから新たな飼い主の夫婦=愛知県=に手綱が引き渡された。
沖縄地区税関の佐藤敦俊監視部長は「税関の使命である国民の安全安心を守る役割に貢献してくれた。お疲れさま。ありがとう」と、8歳で「定年退職」を迎えたオスカーをねぎらった。
沖縄地区税関によると、オスカーは千葉県での訓練を経て、16年12月から今年12月までの7年間、大麻5件とMDMA1件を探知するなどの活躍をみせた。
(西田悠)