中小企業の従業員ら約4千万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は29日、2024年度の都道府県別の健康保険料率を決めた。最も高いのは佐賀の10・42%、最も低いのは新潟の9・35%となる。全国平均は10・00%で前年度と変わらない。
協会けんぽが、都道府県ごとにかかった過去の医療費や年齢構成を踏まえ、それぞれの保険料率を決める。新潟に次いで低いのは、青森9・49%、沖縄9・52%。
前年度からの保険料率の増減を見ると、引き上げは24府県、引き下げは22都道県で、下げ幅が最も大きいのは沖縄の0・37ポイント。