1994年に起きたアフリカ・ルワンダ大虐殺の生存者で、首都キガリ虐殺記念館ガイドのクロード・ムガベさんの講演会開催へ向け、沖縄県内の学生有志が準備を進めている。沖国大3年の又吉朝飛さん(22)、太田守祐さん(21)、沖大2年の中塚静樹さん(20)が13日に那覇市の琉球新報社を訪れ、意気込みを語った。
ルワンダ大虐殺は、多数派のフツ人主体の政府軍や民兵が少数派のツチ人やフツ人穏健派を虐殺し、100日間で80万人以上が犠牲となったことで知られている。
学生たちは、学校関係への案内チラシを配布したり、ムガベさん来沖時に平和学習ツアーに同行しガイドを務める予定。
又吉さんは「沖縄戦を学ぶプロジェクトなどに参加する中で体験者の話を聞くことが貴重だと感じている。ムガベさんの話も多くの人に聞いてもらいたい」と話した。
ムガベさんは、23日午後1時半から那覇市の琉球新報ホールで「ぼくが、ルワンダの大虐殺を語り続ける意味」と題して講演する。
(慶田城七瀬)