講演会への来場を呼びかけた（左から）オリガ・エリセーバさん、高宮城直子さん、那覇市女性の翼会長の仲昌代さん、副会長の前城直美さん＝3日、県庁
琉球新報社 那覇市女性の翼（仲昌代会長）は、同会の10周年記念企画として、「若者の身体と心のケア」をテーマにした講演会を、24日午前10時から正午、那覇市の県男女共同参画センター「てぃるる」で開く。入場無料。申し込みが必要で先着順。早い時期から性について正しい知識を身につけることで、予期せぬ妊娠・出産や性的トラブルを防ぐことなどが狙い。
講師に産婦人科医でNaoko女性クリニック（浦添市）院長の高宮城直子さん、「HerLifeLab（ハーライフラボ）」代表で、免疫学者のオリガ・エリセーバさん、産婦人科医で美ら海ユースクリニック（名護市）代表の深津真弓さんが登壇する。
避妊や妊娠、生理の悩み、性病など、性に関する問題に必要なケアをそれぞれの立場からアドバイスする。
3日に県庁で開いた会見で、高宮城さんは「性はいろいろな問題をはらんでいるが、早く治療につながると生活の質が向上したり、将来設計が立てられたりする」と適切な治療を受ける重要性を指摘した。また生殖から人権まで幅広く学ぶ「包括的性教育」は年齢にかかわらず必要だとし、「ぜひ親世代や男性にも来てもらいたい」と来場を呼びかけた。
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