全国B型肝炎訴訟沖縄弁護団が、県内の感染者が数千人規模とされるB型肝炎について無料の電話・面談相談を26、27日に県内3カ所で実施する。弁護士や、予防接種による感染が分かった当事者が18日、県庁記者クラブで会見し、相談を呼びかけた。
集団予防接種で注射器を使い回したことでB型肝炎に感染した。被害者は、国を相手に損害賠償を求めて各地で提訴している。
会見で、提訴後に和解した男性(73)は「提訴し、和解をもって救済するという仕組みが一般の人には理解しにくいが、まず相談を」と呼びかけた。加藤裕弁護士は「どんな支援があるか相談してほしい」と述べた。
相談は、那覇市松尾の沖縄合同法律事務所=電話098(917)1088、宮古島市平良の宮古島総合法律事務所=電話0980(75)0603、石垣市八島町のそらうみ法律事務所=電話、0980(88)8688で26日午前10時~午後4時に受け付ける。那覇と宮古島では27日午前10時~午後1時にも開設する。
(宮沢之祐)