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ホーユーの給食提供停止、沖縄の自衛隊にも影響


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ホーユーの給食提供停止、沖縄の自衛隊にも影響
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 学校や官公庁に給食などを提供する食堂運営会社「ホーユー」(広島市、山浦芳樹社長)は12日までに、同社が供給する全国約150施設のうち、約半数への提供を停止したと明らかにした。現在、破産手続きを進めているという。共同通信のまとめでは、少なくとも沖縄の自衛隊基地を含む19府県の48施設に影響が出ている。

 陸上自衛隊那覇駐屯地では、本年度から1年間の契約でホーユーに調理業務を委託。隊員ら約千人分の給食を提供していたが、2日から提供が止まった。現在、朝・夕食はパンと弁当を外部業者に委託し、昼食は隊員が自ら調理している。

 学校給食などの提供を受けられなくなった施設では、職員が弁当を手配したりコンビニなどで食品を買い求めて食べさせたりと対応に追われている。施設側は新たな業者の選定を急ぐ。ホーユーは従業員に対し給与の未払いがあることを認めており、国の未払い賃金立て替え払い制度の利用を検討している。

(共同通信)