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シュワブ内、土器発見 米軍施設建設予定地 貝塚時代か


シュワブ内、土器発見 米軍施設建設予定地 貝塚時代か 名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ=2019年
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内の文化財発掘調査で、土器の破片数点が8月に見つかっていたことが分かった。見つかった場所は陸域にある米軍施設建設予定地で、工期に影響が出る可能性があることから、文化財調査を担う沖縄防衛局と名護市教育委員会が調整を進めている。


 名護市教委によると、出土物は2~3センチの破片が数点。遺跡の名称は沖縄戦に由来する「大浦崎収容所跡(今帰仁村民収容地区)」だが、土器は先史時代(貝塚時代)のものとみられる。今月12日には県教委と市教委の担当者が現場を確認した。辺野古新基地建設に関連し、出土場所では建物の工事が予定されているが、調査の範囲や期間が拡大される可能性がある。市教委によると、キャンプ・シュワブには九つの遺跡があり、土器や石器、遺構が見つかっている。

(増田健太)